ご担当させていただいている、ご利用者から遠方まで車で旅行に行かれるとの事。
この方は、疾患もあるために、長時間の旅行は体力的にとても心配です。
もちろん、
最初聞いた時には、「大丈夫ですか? 何日かに分けて行かれては?」
と、お話しをさせていただいたのですが、
家族の都合もあるし、自分もこの機会を延期したらもう行けないかもしれない、
と、ご自分の体のことよりも、行けると思えるうちに行きたいというご意思が強くありました。
私は、ついつい安全な事を選んでご提案する立場なのかもしれません。
でも、人の人生って、安全であるとか安心であるとか、
昨日と同じ今日を、今日と同じ明日を、選び取っていては、
どこか平坦な毎日の繰り返しになってしまうものかもしれません。
私や、他にお手伝いに関わる専門職の方の心配の声を受けて、
今日もお電話くださった、この方は、今晩から旅行に行かれます。
強い志し、というものは、今現在のできるかどうかの不安だとか心配事であるとか、
後回しにして行動する力になるんだろうと思えます。
ご高齢者に限らずに、
私の人生としても「強い志し」無くして、行動することはできない、
そんなように、改めて考えました。
どうか、どうかご無事でお帰りください。
さすがに帰宅予定当日ははばかれたので、翌日にお伺いする約束、
させていただきました。
お帰りを、楽しみにしていますね。
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