2024年1月30日火曜日

BCPに悩む。

 あけましておめでとうございます!2024年!


毎年、年始めにはブログを書いていたのでなんとか1月中に書きます。


今年は、1月1日、能登半島の震災から始まりました。

未だ、ライフラインも回復していない状態と聞きます。

今日、ご利用者のある人から聞きました。日本は欧米よりも他人事だと思いやすい。

対岸の火事と思う人が多いのではないか。って。

私にとって、石川県は無縁でもない土地です。

非常に寒く、一年を通して雨が多く曇りの日も多い。

だからこそ、文豪や思想家の出も多い土地です。


介護業界でも、BCP(業務継続計画)の作成が叫ばれました。

弊社でも、BCPを作成し、早くも改定しているところです。

本物のBCPを作るのは、一朝一夕にはできない。既にそう思います。

あの、能登半島の震災の状況をテレビの映像でみながら、あのようになってしまった街の姿の中で、

介護事業所としてできることとは、なんだろう。って。

思い馳せながら、町の人達の震災に負けないと元気を振り絞って生きていらっしゃる姿に。

その町に住んでいる方々の強さを感じ入ります。


地域包括ケアシステム。

町づくり、とか。

災害にあった地域の方たちの団結は、日常のそれとは異なっていて、

この町が好き。

自分たちの暮らしを守る。

その力強い気持ちを、十分に感じ入ります。

その中で、介護事業所はどんな役割を担えるのか。


仮に、介護が、「障害を負って権利を失いやすくなってしまった人を、自分を介して護る」ということだとしたら、

震災時のそれは、全員ですね。

その時、どこまでその町に沿うことはできるのだろうか。

どこまで我が事として取り組めるのだろうか。

どうしたら、仕事場、働きに来ている町、という気持ちを超えられるのか。


ホンモノのBCPは、奥が深いものですね。


本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。


株式会社中央ケアサービス エールハート小岩 山本大勝

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